休職後、私はこれまでやりたくてできなかったこと、特に物の整理に取り組んでいます。その過程で感じる爽快感や、これからの展望について、お伝えいたいたします。
まずは、母の引っ越しに伴う大量の不用品の処分から始めました。リサイクルショップへの持ち込みを始めたことで、店舗ごとに、または担当者ごとに引き取り可否やコスト基準の違いがあることを知りました。最初は数十円の差に一喜一憂してしまうほどでしたが、今となっては感情の高揚には恥ずかしい金額でした。
また、車での持ち込みにはガソリン代もかかりましたが、外出のついでにショップにより処分することにしました。しかし、このリサイクル持ち込み活動の潮目はメルカリを活用し始めた時から変わりました。
4月の後半、家内が資格試験に挑戦することになりました。リサイクルショップめぐりの相棒がいなくなり、一人でもでき、子供から勧められていたメルカリで出品することにしました。不用品といっても、リサイクルショップに沢山の不用品を持ち込んだ後だったので、本を中心に売ることにしました。(リサイクルショップで売らないでとっておいたらよかった不要物がたくさんありました・・・。)
以前は、読み終わった本をブクマという、今はなくなった本専用のリサイクルアプリで売り買いを行っていました。本のバーコードを読み込めば、その本の表紙が自動で出てくれ、本の状態をマークし、価格設定を行い気軽に売買をしていました。
ところが、突然の閉鎖。子供が推す、代わりに売買するアプリとしてメルカリにしようと、スマホに入れたのですが、認証がうまくいかず手間取り、そのまま数年放置している状況でした。
メルカリは一人、一カウントなので、この度、子供に教えを請いながら、再度、PC+スマホで利用できるよう、設定をし直し、やっと使えるようになりました!ログインできた時の安堵感は今でも覚えています。
まずは、貯めていた本を売りだしました。メルカリ、本の写真がいる?面倒・・・、が最初の印象です。淡々と他の方の出品を見よう見まねで、出品を開始!出品手続きが終わる毎に出品ボタンをプッシュ!すると、次から次に商品が売れだし、出品する写真を撮りながら、コメントを書きながら、梱包し新しく買った相棒(自転車)で近所の配送ポイント(PUDO、クロネコヤマト、郵便局、ファミリーマート、セブンイレブン、郵便ポスト)に運んでいきました。特に最初の3日間は、スマートフォンが売上の通知音とやり取りの通知音でずっと、鳴っていた、印象です。梱包、発送の手続き、お客さんとのやり取りに追われ、まるで仕事をしているかのようでした。たった3日間で50冊以上の本が売れ、成約数も約30件に達しました。
メルカリ発送は初めての経験だったため、どこに持って行けばいいのか、どこまで梱包すればいいのか、大きさ、重さによって最適な配送方法はなにか等、戸惑いましたが、試行錯誤しながらより良い方法を見つけることができるようになりました。
経験された方はご存じでしょうが、3cmの高さを超えるものは運送費が高くなります。最初に売れた本が、現在NHKの朝ドラで放映されている牧野富太郎さんのことを書いた「ボタニカ」(朝井まかてさん著)でした。優に3cmオーバーで、郵便局持ち込みで高さが7cmまで運べるゆうパケットプラスで520円の配送料をかけ出荷完了!
匿名配送を最初から選択したのは、大正解で、住所の宛先、こちらの宛て名を書かずとも手間も省け非常に画期的な仕組みだと思います。配送料は匿名で送らない場合に比べ高くなりますが、商品の売れやすさと利便さから今後も匿名で送り続けるつもりです。ブクマではこの仕組みがなかったので、住所は時間をかけ丁寧に毎回緊張しながら行ってました。
ブクマ時代よりも、はるかにレスポンスがいいのは、顧客数がけた違いに多いことと、この安心の匿名配送システムのお陰だと思われます。
配送物が最初から3cmを超え、送料に520円、かつ売り上げの1割をメルカリに計上するので、利益は薄いなあ、と最初の感想でした。今となっては、「ボタニカ」は220円で送れることを学んでますが・・・。ただ、家に眠っていた本が、どこかで役に立つことを想像すると、ほっこり「よかったなあお前」という気持ちと、本棚の空きスペースを見た時の爽快感を味わえ、コスト以上の喜びを感じることができました。
さて試行錯誤しながらそこから、2週間で100冊の本を売り上げ、1か月で8万円以上の利益を出すことができました。
この調子でいくと休職中とはいえ雇われの身、確定申告で税金を納めなければならない金額を超えそうなため、現在は売り上げを抑えています。
車の後部席満載の不用品がリサイクルショップでは数百円にしかならず、ものによりますが、一冊で千円を超える利益が出るメルカリを知ってしまったため、リサイクルショップに行く機会が激変しました。メルカリで売れないものの再利用に活用することになりました。
なぜこんなに売れたのかは、後になって我流にやっていたことが奏功したんだなって、思い当たることが多々ありますがblogの趣旨と離れるので控えさせていただきます。
物を手放すことで、私は本当に必要なものや大切なものにフォーカスできるようになることを体感できています。心の中も整理され、心地よい余裕と軽やかさを感じることができるようになりました。さて、休職中の身、復職か別の道か。私が歩んできた会社人生は、整理できるものか・・。
こころに問い続けで聞きたいです。
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