小豆島の山の上には、○○がなかったのでやむを得ず○○した・・・(後半)

気象予報士

季節の説明がなく、なんとも不親切な状態で書き進んでました。さそり座の夏、学生の余暇、夏休みに観測旅行に繰り出してました。

毎年、観測旅行の名のもとに、正規の部員+にわか部員で、星がきれいに見えるところ、例えば、南の海岸、例えば、光のなさそうな山の中にキャンプするのが通例行事でした。まともに観測する部員は毎年、2,3人といったところです。

そんなに暗くない南の空の観測を経、テントで就寝。暑いので、蚊に噛まれながら。若いのでどこでもどこまでも寝れるという素晴らしさ。

さて、次の日。やはり暗さを求めるには、もっと人のいないところを目指さないとということになり、小豆島の頂上を目指すことになりました。

寒霞渓という名勝です。紅葉の名所で、初春、晩秋には見事な青葉と紅葉が見れるそうです。お猿さんも出没するらしいです。

あいにく、お猿さんとの邂逅はなかったのですが、最後のロープーウェイで山の上に。

この日、昼間の記憶と、記録(写真)が欠落しています。どこで、何をしていたのか。学生の思いつく、観光地の過ごし方、なんでしょうね。

大人になったつい先日、復活した造り酒屋に併設した、レストランで利き酒という、大人な過ごし方をしてきました。このときは、学生でしょ。24の瞳の所縁のあるところにいったんでしょうか・・・。問うている自分がおかしいです。

写真の風車は、この時はありませんし、醤油とそうめんとオリーブの名産地ですが、学生なので興味なく。

そうそう、先日はオリーブの3年から5年ものの苗木を3種類購入し、現在ベランダで育てています。

5年物は花が咲き、写真の通り花粉を盛大にまき散らかしています。

このオリーブの木なんですが、このあとオリーブの実に期待したいです、ところが、実は、自家受粉ではあまりいい実ができないらしいです。種類の違う、別のオリーブ同士での交雑で、大きなオリーブになるらしいです。

そういえば、実家に大きなオリーブの木があったのですが、ある年に別の木に入れ替わってました。

私はそのオリーブ、大好きだったのでちょっとショックでした。

親に聞いていたところ、実がならないので。ということでした。なんとも切ない。おなかで物事を考える両親です・・。私もそうゆうところありますが・・。

オリーブの実がならない理由が、この度の小豆島旅行で、解けた次第です。

で、3種類のオリーブの苗木を車の後部座席を倒し、ベランダまで運んできたところです。

本来なら、土に移し替えたいのですが、森の古民家の動向次第で、待ち状態です。

さて、記憶のない昼間を経て、いよいよ山の上に。もう夕刻、早速、夕食の準備にかかりました。

ところが、下調べができてなく、全く、山頂には施設がないのです。建物がないので、ご飯を炊こうにも水が、水がありません。

自動販売機はありました。その時代、水は売ってません。

一番水に近いのが、ポカリスエットでした・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ロープーウェイは止まってます。重い荷物を持って、山を下るほど、甘くない高低差でした。

本当に水はないのか、トイレ位あったらいいのに。

9人で探索することにしました。

すると、100mいかないところに、ユースホステルがありました!ところが、廃墟!

水道は閉栓状態。

1時間くらい、あっちこっち探しました。でも水はありません。

みなさんなら、どうします。

結構究極の選択でした。

  • 食事抜きでそのまま、テントを張り、自販機のドリンクで成長盛りの胃腸たちをごまかし、明朝下山する。
  • タクシーを呼んで、そのまま学校まで帰る。

意気地のない9人の若者は、星の観測よりも食べることを選択しました。そもそも、星の観測をしていたのは3人?かな。旅行が主目的な6人の数の力で、下山の途に着くのでした。

小さいとはいえ、山の上、タクシーは30分待っても来ず、あたりは真っ暗になりました。真っ暗なくねくね道をタクシーに揺られ、あの頃はやっていた、ウォークマンでシンディーローパーを聞きながら下山。

フェリーも間に合い、列車に揺られて来た道を帰っていきました。

夜中に母校に着き、安心したことを昨日のことのように覚えています。

学生の貧乏旅行、途中で外食することもなく、そのまま校舎の最上階、天体ドームの控室でもある部室にたどり着き、遅い遅い晩御飯を食べることに。

水はあるし、材料もあるので、飯盒炊飯でコメを炊き、持って行った、食材と調味料をぶちまけ、赤い謎の雑炊をみんなで食べ、無事に観測旅行を終了したのでした。

めでたしめでたし。

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