やっと、ここまで来ました。
これで、コーヒーが飲めます(笑)
色々とコーヒーをおいしく飲むための、様々な取り組みについて、書いてきました。
「画竜点睛」
最後の一手を紹介します。
写真は一般的なドリップです。紙のフィルターで陶器、あるいは樹脂のドリッパーに湯を注ぎます。
ここで、おいしいドリップのポイントを紹介します。
- 水の質と温度: 品質の高いコーヒーを淹れるためには、水の質と温度が重要です。できるだけ浄水器やフィルターを使用して、クロロフェンや余分な鉱物質を除去しましょう。また、お湯を沸かす際には、90度〜96度程度に温めると最適です。水の品質と温度がコーヒーの味わいに大きな影響を与えますので、注意してください。
- 正確なコーヒーと水の比率: 適切なコーヒーと水の比率を守ることも重要です。一般的には、コーヒーの量に対してお湯を1:15〜1:17の割合で使用します。例えば、30gのコーヒー豆に対して、約500mlのお湯を使用します。この比率に従ってコーヒーを量って淹れることで、均一な味わいを実現できます。
- 挽き目の適切な調整: コーヒーの挽き目の細かさや粗さは、抽出時間や味わいに大きな影響を与えます。ドリップコーヒーでは、中程度の挽き具合が一般的に使われます。挽き目が細かすぎると抽出時間が長くなり、苦みが増す可能性があります。逆に、挽き目が粗すぎると抽出が不十分で薄い味になることがあります。挽き目を調整しながら、自分の好みに合った味わいを追求しましょう。
- プレブルーム(膨らませる): ドリップコーヒーを淹れる際には、最初に軽くお湯を注いでプレブルームを行うことがおすすめです。これにより、コーヒー豆の中のガスが抜け、均等な抽出が促進されます。プレブルームの時間は15〜30秒程度が適切です。
- 均等な注ぎ方: コーヒーを注ぐ際には、均等な注ぎ方を心掛けましょう。円を描くような動きでお湯を注ぐことで、コーヒーの粉を均等に湿らせることができます。コーヒーの粉が均等に湿り、抽出が均一に行われることで、味わいのバランスが良くなります。
- 抽出時間の管理: コーヒーの抽出時間も重要です。一般的には、2〜4分程度が目安です。抽出時間が短すぎると薄く、長すぎると苦みが強くなる可能性があります。定期的にタイマーや時計で抽出時間を確認し、コントロールすることがおすすめです。
- 温かいうちにお楽しみください: コーヒーは温かいうちに最も美味しく感じられますので、できるだけ早めにお楽しみください。ドリップが終わったら、すぐにカップに注いでお召し上がりください。また、余ったコーヒーは熱を保つために熱蔵瓶やサーモスなどに移し替えると良いでしょう。
これらの7つのポイントがおいしく入れる秘訣です。特に太字にはこだわったほうがいいです。
で、我が家ではここに書かれていない、または、書いているけれども違った方法をとっていることを紹介します。
この写真は数か月前まで、活躍していた円錐形の樹脂ドリッパー+紙フィルターによるドロップです。
これでも十分おいしいと思っていましたが、ある日の街頭でのデモンストレーションによる、飲み比べで、目が覚めるような発見があり、そのフィルターを即買いし、今日にいたっています。そのフィルターがこれ↓です。
セラミックフィルターです。佐賀県の波佐見焼です。
紙フィルターはその細かさ故、微細な粒子も遮断してしまいます。セラミックの穴は紙より大きいので、細かい粒子が摘下します。
その結果、何とも滋味深い、コクのある味わいがします。飲んだ後のコーヒーカップの底に、細かい粒子が残るくらいです。
深みのあるコーヒーがお好きな方、是非お勧めです。
これ、なんといっても味がいい、そして、紙フィルターをいちいち使用しなくていい。つまりランニングコストと手間が省ける。素晴らしい。フィルターの補充、結構手間ですよね。
我が家は円錐形フィルターを使っていたので、普通の円錐部が平らな一般的なフィルターより高くついていました。100均とかで40枚入りで最近見かけるようになりましたが。
ちなみに円錐形のメリットは、
- 均等な抽出: 円錐形フィルターは、広い上部と狭い底部を持つ三角錐の形状をしています。この形状により、コーヒーの湿らせる面積が増え、均等な抽出が可能になります。湿ったコーヒーの粉が均等に広がるため、水が一様に浸透し、全体的に均一な味わいを生み出します。
- 濃厚な味わい: 円錐形フィルターは、粉末の層が薄くなるように設計されています。これにより、水がより速く流れ、抽出時間が短くなります。短い抽出時間は、酸味や苦味を抑え、より濃厚でバランスの取れた味わいを生み出す傾向があります。
- 豊かな香り: 円錐形フィルターは、コーヒーの粉末が広がるスペースを提供します。これにより、湿気が均等に広がり、香りの成分がより多く抽出されます。結果として、より豊かで芳醇な香りのコーヒーを楽しむことができます。
が挙げられます。香り重視の方にはおすすめします。
セラミックフィルターの弱点も紹介しますね。
- セラミック部にコーヒーが目詰まりする:二週間に一回程度、重曹をいれて煮沸すれば、すっきりします。数か月使ってますが、どんどん摘下時間が伸びているという実感はないですね。
- 乾くまで時間がかかる:季節によりますが、冬などは水洗いして乾ききるまでに次のドリップをするので、フィルターに残った温度の低い水分が混じって摘下されコーヒーの温度が下がる。ほとんど気にならないレベルですが。飲みやすくなる、と言えなくもないですが。
最後に、ドリップポットを紹介します。これ、Dretecの電気ポットです。1リットル沸かせます。
ドリップ機能のないやかん、電気ポット(ティファール等)では、ドリッパーに移し替える必要があるので、その時点で給湯温度が下がりすぎます。80度台、下手すると70度台に。温度が低すぎると、コーヒー豆の成分が十分に抽出されません。
あと、一般的には30gの豆に500㎖のお湯、とありましたが、我が家では、同じ30gに1ℓで飲んでます。ガブガブ飲むはずですね。
味、香りとも十分に、豆の持ち味を引き出していると思うので、十分おいしいです。
以上、家でコーヒーを淹れるときの一工夫のどれかが、みなさんのコーヒーライフにとってプラスになればうれしいです。
長々と書いてきましたが、これにて終了。
また、なにか新しい発見があれば、お伝えできれば幸甚です。
拝読、ありがとうございました。
コメント